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YIL ハイパーブックレット「犬の耳道亜全摘と耳道再建」
著者 :中島 尚志×山内 昭
発行者:山内 昭
発行所:YIL出版
仕様
20㎝×20㎝
全20ページ
全ページ写真品質フルカラー印刷
Ver. 20210731
ISBN978-4-910237-17-6
※2021年7月28日からの販売ですが、諸般の都合により、発送は8月2日(月)からとなります。申し訳ございませんが、予めご了承ください。
YILハイパーブックレット ヴェテリナリサージカルギャラリーシリーズの第四弾、「犬の耳道亜全摘と耳道再建」です。
初学者に向けたポイント解説と、熟練者も容易に確認できない細部にいたる構造を分かりやすいイラストと高画質な写真で作成したブックレットです。
●「はじめに」から抜粋
外耳道炎-中耳炎は犬で罹患率の高い疾患である。内科的治療に十分な反応がない例では手術が唯一の救済的処置となるが、実際には、不適切治療を漫然と継続されて、手術の適期を逃している症例によく遭遇する。臨床獣医師は進展を制御できない外耳道炎にたいして、より早期に手術の適応を考慮すべきであろう。
外耳道手術は、非可逆的病変を切除することによって外耳道炎の進展を抑制する手術であり、獣医学領域では、その病変の波及した程度によって切除範囲を決定し、切除が少ない順に、外側耳道切開術、垂直耳道切除術、外側鼓室胞切開術を併用した全耳道切除術などが提示されている。適期、適応をみきわめれば、全耳道切除術以外はきわめて良好に外耳道炎の進行を制御するが、手術時期を逸して救済不能な状況となったときに選択される全耳道切除術は、神経麻痺や重篤なフィステル形成などのリスクを伴う。筆者はこれらの合併症を回避するために、獣医領域で全耳道切除の適応となった症例には、オリジナルの手技である全耳道切除-耳道再建術、あるいは、水平耳道の深部組織が完全に変性していない症例には「耳道亜全摘術」を実施している。
本書では、耳道のアプローチ、展開、切除、そして獣医領域ではほとんど行われていない耳道亜全摘-耳道再建までを写真で示した。症例は耳道腫瘍による閉塞からの慢性外耳道炎-中耳炎であり、通常の外耳道炎よりも組織変性が少なく、きわめて理解しやすい写真を提供できたと思う。そして、この術式の概要を理解することは、垂直耳道切開術、垂直耳道切除術、全耳道切除-耳道再建術などへの応用につながっていく。
中島 尚志
●発行者より
手術屋:中島先生とのコラボ企画の第四弾です。
解説書よりも、動画よりも、良くわかる新しい写真集を目指して作っています。
20ページの小冊子ですが、中島先生の手術ノウハウが凝縮されています。このブックレットをご覧になった先生方が、この術式をマスターできるように撮影およびレイアウトを行いました。
今回は手技を明確に理解できるよう、巻頭でイラストによる解説を行っています。皆様の参考になれば幸いです。
このヴェテリナリ サージカル ギャラリー シリーズは、同様な形態で今後も超マニアックな内容で作成してまいります。
ご期待くださいませ。
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