original
販売期間
2023/05/19 13:00 〜 2023/05/24 19:00
『まとめてみた!』:犬のKiller Diseaseからの急性腹症について/「獣医師が猫の骨関節症と呼んでいる疾患」と「猫の骨関節症」は別だという事実:東京:2023年5月24(水):来場+アーカイブ
残り3点
7,150円
販売終了しました
『まとめてみた!』来場+アーカイブ
2023年5月24(水)東京
●タイトル
1.犬のKiller Diseaseからの急性腹症についてまとめてみた
2.「獣医師が猫の骨関節症と呼んでいる疾患」と「猫の骨関節症」は別だという事実をまとめてみた
の二本立て
――――――――――――――――――――――――――
〇タイトル1
犬のKiller Diseaseからの急性腹症についてまとめてみた
〇内容
Killer Disease、獣医領域では使いませんが、直訳通り、見落とすと死につながる疾患です、そして急性腹症は、明確な定義はないものの「急激に発症した腹痛の中で緊急手術を含む迅速な対応が要求されるもの(急性腹症ガイドラインより)」とされています。
数年前に、日本でのヒトの救急医療において、画像診断所見が診療に結びつかず、患者が死亡に至ってしまった事故が多発したことをうけて、日本で唯一の医療事故調査・支援センターは『救急医療における画像診断に係る死亡事例の分析』を公表し注意喚起をしました。そのタイトルは「救急医療での画像診断、「確定診断」でなく「killer diseaseの鑑別診断」を念頭に」でした。ヒトでは急性腹症は救急外来を受診する患者の5~10%を占めるとされ、腹痛患者のうち20%前後が重篤または手術が必要とされています。獣医領域でも類似した状況かと思います。
急性腹症への初期対応の遅れは重症化、死亡率の増加につながるため、早期の診断・治療介入が重要です。そして、その診断は確定診断よりも迅速にkiller diseaseの鑑別診断をおこなうという点で、一般診療の診断推論構築とは大きく異なった視点で行なわなければなりません。要するに、急性腹症の診療や治療は、一般診療の延長線上にあるわけではなく、独自の思考と手法で行なわなければ患者を救えないということです。
今回は、一般診療でも必ず遭遇する急性腹症と、その中に必ず含まれるKiller Diseaseへの診断推論構築法と迅速な治療について、ヒトのガイドラインをkey paperとしてお話しします。臨床獣医師の必修項目としてぜひ習得してください。
―――――――――――――――――――――――――
〇タイトル2
「獣医師が猫の骨関節症と呼んでいる疾患」と「猫の骨関節症」は別だという事実をまとめてみた
〇内容
犬の論文の質はヒトに比べて大きく劣り猫ではさらにとんでもなく劣る という自然科学領域の法則があるのですが…。
「猫の骨関節症と呼ばれる疾患」があります。医療では、骨関節症(変形性関節症:OA:osteoarthritisは、関節軟骨の劣化、骨棘の形成および骨のリモデリング、関節周囲組織の変化、およびさまざまな程度の軽度の非化膿性炎症を特徴とする可動関節の障害、として定義されており、獣医領域の一般的なコンセンサスもたぶん犬では同様なんですが…。最近、めずらしく猫の論文などを読んでいて???と思って調べてみると、どうやら猫の獣医学では「X線検査で確認可能な関節付近の石灰化や異所性骨化をすべて骨棘とする(間違いです)」「関節付近に骨棘(猫の整形で骨棘と呼ばれる変化:間違いです)があればそれが猫のOA(間違いです)」という幼稚かつ短絡的な誤ったドグマがすでに、ガイドラインのレベルでさえ蔓延していることに気づきました。疾患背景をより正しく認識することは、少なくとも「明日からの診療にすぐに役立つ」類のものではないかもしれませんが、「獣医師が猫の骨関節症と呼んでいる疾患」と「猫の骨関節症」は別だという事実はぜひ知っておいてほしいと思います。
●講師
中島 尚志(手術屋)
●場所
株式会社 ニュービジョンコーポレーション
住所 東京都台東区下谷1-10-3 NVビル5F
●日時
日時 2023年5月24(水)
20時30分~2時間程終了まで(受付開始20時20分~)
●定員
10名(先着申込順)
●参加費
来場参加+うまく撮影できたらアーカイブ映像視聴:7,150円(税込)
●注意事項
・先着申し込み順となります。
・印刷されたハンドアウトの配布はございません
・撮影はご遠慮ください
・うまく撮影できた時のアーカイブ映像視聴込みの参加費です。
映像視聴期間は、公開後1ヶ月間となります。
・録画の不手際によりアーカイブ配信できない可能性もあります。
あらかじめご了承ください。
――――――――――――――――
●領収書
HJSストアはカード決済のみの対応です。そのため、二重発行を防止する観点から原則的に領収書の発行は行っておりません。
クレジットカード会社が発行する利用明細が領収書の代わりになりますので、申告などにはそちらをご利用ください。
セミナー当日、窓口での発行も致しかねますのでご了承ください。
立て替え請求などで必要な場合のみ発行いたします。
必要な場合は購入時の注文番号、メールアドレスの他、領収書の宛名を明記の上、HJS事務局までメールでお送りください。
●キャンセル
お申込後のキャンセルは不可となりますので、確実に参加できる方のみお申込みください。
その他のアイテム
-
- 腫瘍診療ケースカンファレンス2023:「犬と猫の脾臓腫瘍」来場:東京:2023年5月8日(月)
- ¥4,950
-
- まとめてみた!:犬と猫の消化管運動改善薬について医療の視点からまとめてみた:大阪:9月5日(木):来場+アーカイブ
- ¥4,950
-
- 診断quest ~臨床診断の理論と実際~:「肝の検査②:腫瘍編」:東京:2024年4月8日(月):来場+アーカイブ
- ¥4,950
-
- 腫瘍診療ケースカンファレンス2024:「犬と猫の肛門周囲の腫瘍」:東京:2024年1月15日(月):来場+アーカイブ
- ¥4,950
-
- 『まとめてみた!』:「トイプードルの重度膝蓋骨脱臼についての考え方と治療をまとめてみた」「呼吸器の終末期緩和治療についてまとめてみた」:東京:2022年12月26日(月):来場+アーカイブ
- ¥6,600
-
- まとめてみた!:1:整形領域のリカバリー手術について最近の症例からまとめてみた 2:医療関連のデマについてまとめてみた:大阪:2023年12月14日(木):来場+アーカイブ
- ¥6,600