『まとめてみた！』来場＋アーカイブ 大阪：7月4日（木） 〇タイトル1 猫の会陰ヘルニアについてまとめてみた 〇内容　 　「猫の会陰ヘルニア」を診たことありますか？見逃していることに気づいていますか？「思っているよりも多いのにほぼすべてが診断されていない疾患」は獣医領域にはたくさんありますが、中でもとびきり診断エラーが多い疾患がこの「猫の会陰ヘルニア」です。大部分の症例で先行する便秘が存在し、長年の努責の結果、骨盤周囲組織に破綻が生じて発生します。さらに進行すると直腸が穿孔するのですが(獣医師が摘便する際に破損することがほとんどです)大部分はその時点ではじめて発見されます。犬の会陰ヘルニアとの違いは、犬は会陰ヘルニアで便秘になり、猫は便秘で会陰ヘルニアになることにあります。したがって、発生に性差はありませんしヘルニア部が膨隆することはほとんどありません(ヘルニアじゃないだろうと突っ込みたいです)。 　今回は、この「猫の会陰ヘルニア」の診断、治療、手術について解説します。慢性便秘の致命的な合併症を避けるために、この疾患の早期発見-治療のプロセスを、ぜひ聞きに来てください。 〇タイトル2 獣医療のX線検査は不適切にもほどがあるという事実についてまとめてみた 〇内容 　私は日々の仕事の中でいろいろな動物病院のX線画像を見る機会が多いのですが…実は、不適切にもほどがあるレベルのX線写真がよく送られてきます。そしてそれを指摘された先生の大部分が、実はそのX線写真のどこが不適切かということを理解できないのが現状です。そもそも、医療で考えられている「適切な画像診断」の条件は ①適切な患者に ②適切なタイミングで ③適切な装置を用いて ④適切なプロトコルで検査が実施され ⑤適切に解釈・診断され ⑥解釈・診断にしたがって治療やケアが行われる とされており、この6つのプロセスのすべてを達成することが適切な画像診断とされています。そして、獣医療では、この「そもそも」どの症例に？どのタイミングで？どんな機械で？そしてどんな条件で撮影するのか？の部分、すなわち「適切な運用への意識」が決定的に欠落しているのではないかと思います。跛行診断ができない先生が、どの症例にX線検査をしたらいいか判断できると思いますか？ストライダーを聞き分けられない先生が適切に呼吸器のX線を撮れると思いますか？ X線検査は診断や予後予測に必須の重要な検査ですが、その一方、不適切な運用で時間やお金、ときに動物の命が失われます。すべての臨床獣医師が考慮しなければならないX線検査の「そもそも」の部分について今回は解説したいと思います。 ●講師 中島 尚志（手術屋）　 ●場所 会場：本町 心斎橋 レンタルスペース 会議室　 大阪府大阪市中央区南久宝寺町４丁目３-２ Iビル４階 　・1階が台湾料理店のビルです 　・斜め向かいにファミリーマートがあります 　　　地図URL　https://goo.gl/maps/RsQbPFWdNkt ●日時 2024年7月4日（木） 20時45分～2時間程終了まで（受付開始20時35分～） ●定員 10名（先着申込順）　 ●参加費 来場参加＋うまく撮影できたらアーカイブ映像視聴：5,500円（税込） ●注意事項 ・印刷されたハンドアウトの配布はございません。 ・前日もしくは当日に、お申込み時に入力いただいたアドレスにハンドアウトのデータをお送りします。 ・撮影はご遠慮ください。 ・うまく撮影できた時のアーカイブ映像視聴込みの参加費です。 映像視聴期間は、公開後1ヶ月間となります。 ・録画の不手際によりアーカイブ配信できない可能性もあります。 あらかじめご了承ください。 ―――――――――――――――― ●領収書 HJSストアはカード決済のみの対応です。そのため、二重発行を防止する観点から原則的に領収書の発行は行っておりません。 クレジットカード会社が発行する利用明細が領収書の代わりになりますので、申告などにはそちらをご利用ください。 セミナー当日、窓口での発行も致しかねますのでご了承ください。 立て替え請求などで必要な場合のみ発行いたします。 必要な場合は購入時の注文番号、メールアドレスの他、領収書の宛名を明記の上、HJS事務局までメールでお送りください。 ●キャンセル お申込後のキャンセルは不可となりますので、確実に参加できる方のみお申込みください。